鍼灸の効果と当院の考え方

<1> 血行促進

人間は血液や様々な物質が滞りなく体を循環することで、健康で元気に生きていけます。しかし循環が悪いと体に不具合や不調を生じさせます。たとえば疲れやすい・病気になりやすい等の症状です。
これらの症状を緩和させるために鍼と灸を使って血行促進を図ります。具体的には皮膚や筋肉に刺激を与えて流れの悪い所の血流を良くし、全身の物質循環を良くします。
主な効果としては腰痛や肩こり・目の疲れなどの解消、疲労回復や治癒力アップにもつながります。さらに発痛物質や老廃物を素早く取り去ることにより、痛みをやわらげたり若返りにも期待できます。

<2> 自律神経を整える

自律神経は内臓や筋肉、血管など全身のさまざまな器官やホルモン分泌を支配しています。この自律神経には交感神経と副交感神経の2種類あり、2つの神経がバランスよく働くことによって体をうまく機能させています。しかし生活リズムの乱れや強いストレスなどで自律神経のバランスが崩れてしまうことがあります。
自律神経のバランスが崩れるといろいろな所に様々な症状が出ます。たとえば、冷え性、睡眠障害、不定愁訴、内臓疾患、神経障害、その他あらゆる病気にも影響を与えます。
鍼と灸には自律神経のバランスを整える効果があります。バランスを整えることにより体の機能が正常に働くようにします。自律神経は全身にくまなく分布していてそれぞれ複雑につながっているため、鍼灸の特徴である遠隔治療、患部とは全く違う場所を治療して治すということができます。

<3> 免疫力調整による体質改善

免疫とは体内に入って悪さをするウイルスや細菌などに対抗する体の働きです。この免疫のおかげで病気にかからなかったり、かかっても自然に治癒します。ところが免疫の機能は不規則な生活やストレスに弱く、機能が低下すると病気にかかりやすくなったり、治りが遅くなります。そこで鍼と灸を用いて免疫機能を活性化させます。皮膚表面に刺激を与えることによって、普段眠っている人間の本来持っている免疫力を目覚めさせます。また自律神経も免疫力にかかわっています。副交感神経が優位になると免疫力は上がり、交感神経が優位になると免疫力は下がります。
リウマチや膠原病、アレルギー(花粉症やアトピーなど)は自身の免疫の過剰な反応によって起こる病気です。免疫力が強すぎることで自分の体を痛めてしまいます。その際は免疫力を調整することで症状の緩和が期待できます。ただしこの体質改善は上記<1><2>の2つ比べて、効果が出るまでに時間がかかります。長い時間をかけてゆっくり体質を改善していきます。

これら3つの鍼灸の効果は刺激が強ければよいというものではなく、適切な場所に適切な強さの刺激を与えることで、効果は発揮されます。
当院の施術の特徴である、刺さない鍼・熱くないお灸でしっかりと効果を実感してください。

一般的に病気は様々な要因が絡み合わさってなるものです。したがって治療も単純にこれをすれば治るというものではありません。病の原因を探りつつ鍼灸の持つ様々な効果を組み合わせて治療を行っていきます。
例として、季節性アレルギー(花粉症)です。その場の症状を止めることと、長期的に見て症状を抑えることを同時に考えていきます。鼻水、鼻づまりや目のかゆみは炎症によっておこるので、免疫の働きを抑え原因物質を素早く輩出し炎症を抑えたり、それ以上炎症を拡大させないようにします。長期的には過剰な免疫反応を抑えたり、生活習慣病や疲労、腰痛、肩こりなどを治療して体全体を整え体質を改善します。実際はにその時の体の状態に合わせて治療を行いますので、ご安心ください。

当院では患者さんに合わせた治療からセルフケアまでプランニングいたします。
症状によっては、自分で治療することもできます。セルフケアの方法、道具、ツボの位置などをお教えしますので自分自身で簡単な治療をすることができます。患者さんでも使える刺さないハリの販売もしております。通院するのが困難な方や通院回数を増やせない方にはおすすめです。
体のお悩みをお持ちの方、病院で思った効果がなかなか出ない方、薬にはあまり頼りたくない方など、どんな方でもお気軽にご相談ください。

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