東洋医学の考え方1

鍉鍼 価格一覧
東洋の思想をベースにしている東洋医学では
体に対する独自の考え方があります。
現代の西洋医学とは全く違う考え方です。

また東洋医学は古代にある程度完成しているので、
古い文献を参考にすることが多いです。
ですので昔の言葉をそのまま使っていたりします。

最初はとても分かりにくいのですが、
慣れてくると直感的にイメージしやすくなります。
私は慣れるまでに5年はかかりました・・・・

できるだけ難しくならないように東洋医学の考え方を説明していきます。
こんな考え方もあるんだな~と軽く読んでください。

〇人間の体は気・血・津液がよどみなく巡ることにより正常な生命活動を行っています。

気・・・東洋独自の概念で、様々な働きがあります。体をめぐるエネルギーみたいなイメージです。
血・・・西洋医学でいう血液のことです。血の巡りが悪くなると慢性化・重症化します。
津液・・体内の水分です。汗やむくみ、肌の状態に関係します。

〇気・血の通り道を経絡(けいらく)と呼びます。

経とは縦、絡とは横の道を表します。それぞれ経脈・絡脈と呼ばれ、体中に張り巡らされています。
これらを合わせて経絡と言います。

〇経絡はメインの12本の道があり、それぞれが内臓(五臓六腑)と密接につながっています。

五臓とは肝・心・脾・肺・腎、六腑とは胆・小腸・胃・大腸・膀胱・三焦です。
これに心包を含めて12個になります。

〇五臓六腑にはそれぞれ役割があり、気血津液とは相補的な関係になっています。

脾と心包と三焦は独特のもので臓器ではありませんが、臓器同様の役割を持っています。
五臓六腑で気血津液を作り出したり循環させたりします。
また気血津液が五臓六腑を働かせたり栄養を与えたりして、お互いに助け合っています。

次回に続く

気と老化

気には大きく分けて2種類あります。先天の気と後天の気です。

先天の気とは生まれ持った気で、生まれた時が最大で年齢とともに減っていき、この気がなくなると生命は活動を停止します。後天の気とは飲食物から得られる気です。この二つの気が合わさって初めて人間の活動が行われます。生まれつき持ったエネルギーと食べ物から得られるエネルギーで生きている、ということです。

気は消耗品です。後天の気は飲食物を取ることによって補充できますが、先天の気は減る一方で補充することができません。減るのを少なくするために後天の気で補う事しかできません。しかしちゃんとした食事を取らなかったり気を消耗しすぎると、先天の気の消耗が激しくなり、老化現象となって体に現れてきます。白髪が生えてきたり、腰が曲がってきたり、性欲がなくなってきたりと体は年齢以上に老化していきます。さらに気の減少は回復力や免疫力を下げ、病気にもつながります。

先天の気の消耗を避けるために重要なのが食事、睡眠、運動、房事(性行為)です。

食事は腹八分目、寝る3時間前には取らない。睡眠は短すぎても長すぎても良くない。毎食後軽く運動する。激しい運動はしない。房事はなるべく控える。規則正しい生活を心がける。

子供に対する生活指導みたいですが、しっかりやろうと思うと意外と大変です。でもこれらを実行すると、全身の気のめぐりが良くなり余分な気の消耗も避けられ、老化を防ぎ健康で長生きできるようになります。

気は誰にでもあります

当院の治療は気の調整をメインに行っています。

”気”と聞くと怪しいとか嘘っぽいと思うかもしれませんが、東洋医学では”気”は人体の中では重要なものです。

日本でも明治時代までは”気”は人々の間に当然のように存在していました。その名残が現代の日本にも残っています。空気や電気、気が重い、気が抜ける、気が合うなど、いろんなところに”気”が出てきます。目に見えないけれど何らかの働きをしている物を”気”として理解していたようです。

現代の東洋医学では”気”は物質というよりは機能そのものとして捉えらえていることが多いです。体を温める、血液循環をよくする、などの機能です。
”気”を生命エネルギーであるとする考え方もあります。エネルギーも運動エネルギーや位置エネルギー、化学反応のエネルギー、原子核のエネルギーなどいろいろな状態を取るので、気もその中の一つかもしれません。
また、この業界にいるとたまに”気”が見えるという先生に出会います。表現は人それぞれですが、何かが見えているようです。中には”気”を発して病気を治すという先生もいました。

私は現時点では”気”が見えることもなく、発することもできません。体の反応を見て”気”のめぐりの悪いところを見つけ出し、ツボを使って”気”が流れるようにするだけです。東洋医学の教科書にその方法も考え方もちゃんと書いてあります。それに従って治療をしています。
長年そんなことを続けていると、”気”はあるような気がしてきます。人体が反応するからです。ちゃんと病気が治ります。
気が合う患者さんには効果が出やすいし、合わない患者さんには何をやってもなかなかうまく行きません。これも”気”のせいです。

気の世界は奥深いです。
もし”気”に心当たりのある方はぜひお話を聞かせてください。

Top