刺さないハリ

当院のコンセプトである刺さないハリについての私の思いです。

私は体に興味を持って以来、いろんな治療を見たり学んだり、体験してきました。鍼灸の分野だけではなく、様々な勉強会に参加したり、一見変わった治療法をする治療院に通ったりしていました。
そんな中で、少なくない先生方がとても弱い刺激、ツボを触るだけとか撫でるだけで治療をしていて、それでいて体はちゃんと変化しました。当時ストレス性の胃痛に悩まされていた時に訪ねた治療院では、治療後は胃の痛みも取れてすっきりするのですが、そこの先生も触られていることもわからないぐらい弱い刺激の治療法でした。

そんな体験を重ねていくうちに、弱い刺激でも十分治療はできるんじゃないかと思うようになりました。
もともと痛いのは嫌いで、でも体をよくするために痛いのを我慢して、さらには痛いほうがよく効くんじゃないかと思いながら、強い刺激の治療を受けていました。鍼を受けるときなどは緊張で全身に力が入ってしまい、手汗でべっとり、そんな状態でした。

痛くないという言葉に惹かれて刺激の少ない治療院に行き始めた当初は、刺激の少ない治療法は、こんな弱くて効くわけがないと思っていたのですが、体に力も入らないし変な汗もかかず、それでいて効果は以前と同じように出る。そういう体験を何度もするうちに自然と私の鍼も刺激の少ないものへと変わっていきました。最近ではほとんどのケースで刺さずに治療を終えます。患者さんにも何をされてるのか分からなかったけどすっきりしたとよく言われます。
患者さんの中には、鍼は痛いから怖い、受けたくない、とうい方がたくさんいます。でも症状を見る限り、鍼がよく効きそうだなと思うことは度々あります。鍼は効くけど痛いから嫌だ、そんな患者さんを刺さないハリで楽にしてあげられたらな思いつつ、今までやってきましたが、院のコンセプトやスタッフの技術や考え方の違いから自分の思ったようにはなかなかできませんでした。

そこで自分で独立することにしました。名古屋では刺さないハリというのはまだまだ少なく、鍼は痛いもの、怖いものというイメージが強い人が多いです。そこで名古屋の人にももっと刺さないハリを知ってもらうため、そして私自身が名古屋で生まれ育った名古屋人であるので、故郷の地名古屋で開業することにしました。
私自身の力不足もあり、遅々として進まないですが、刺さないハリを知ってもらうために日々頑張っています。

こんな素晴らしい鍼があるんだと、皆さんに知ってもらえたら幸いです。

刺さない針
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