〒467-0066 愛知県名古屋市瑞穂区洲山町1-15-13 鵜飼ビル2F
地下鉄新瑞橋駅徒歩2分 駐車場:2台
・足首の捻挫
捻挫とは関節を支える靭帯や腱、関節を包む関節包が損傷を受け、腫れや痛み・熱感をがある状態をいいます。足首の捻挫の大部分は内反捻挫という足首の外側に起こります。特に外くるぶしの前下方に痛みが出やすいです。
靭帯や腱が断裂していなければ捻挫には鍼灸がよく効きます。特殊な鍼を使った刺絡治療という治療法を行いますが、治療後すぐに痛みや腫れが引くこともあり患者さんに驚かれます。
・足底腱膜炎
足の裏の腱に炎症が起き痛みが出ます。特にかかとに近い部分に痛みが出やすく、かかとの骨にとげ(骨棘)ができる事もあります。歩いたり体重をかけると痛みますが、患部を触ったり押してもあまり痛みがありません。
患部の足底の腱やかかとに治療を行いますが、筋膜や経絡のつながりからふくらはぎなどの下半身全体の筋肉の固さも取る必要があります。
足底腱膜炎は治るまでに時間がかかりますが鍼灸をすることでかなり早く治ります。
・爪水虫
水虫の原因である白癬菌が爪に感染したものです。爪が分厚くボロボロになり色も白く濁ってきます。
治療にはお灸を使いますが、ほとんど熱さを感じません。爪水虫の治療を開始してから綺麗な爪に完全に生え変わるまでには1年ほどかかりますが、簡単に治ります。
足首の捻挫は靭帯や腱の問題なので五臓(肝心脾肺腎)でいうと肝が関係します。肝を中心に経絡治療を行います
また、たまった悪い血を取り除く刺絡治療を行います。
足底腱膜炎は五臓の肝や腎が関係します。ですので肝と腎を中心に経絡治療を行います。
また、経絡のつながりから足の後ろ側である太陽膀胱経の補瀉調整も行っていきます。
爪水虫は、爪の生え際に熱くないお灸をするだけで治ってしまいます。生え変わって綺麗な爪になるまでに時間がかかります。
【職業】会社役員
【状況】梯子を踏み外して足首を捻挫した
仕事で梯子から降りる際に踏み外し足首をひねって捻挫し、次の日ひどく腫れて痛みも出てきた。その翌日は痛みはあったが腫れが引いたので何もしないで10日ほどたったが痛みは変わらず、また腫れてきたので来院されました。
動作確認のためにしゃがんでもらうと足首に痛みがでるようでした。足を見ると左足の外くるぶしの下から前にかけて明らかに大きく腫れていて、前下方を押すと痛みがありました。
早速治療を開始しました。捻挫によく効く刺絡治療を行ったところ、見る見るうちに腫れが引いていき患者さんも驚いて笑っていました。再度動作確認でしゃがんでもらったところ痛みはあるが2割ほどになったそうです。
その後仕事が忙しく来院が1か月後になってしまいましたが、前回の治療ですっかり良くなったみたいでした。
捻挫には鍼灸治療はよく効きます。
当院では脈診を大事にしています。
脈診とは手首の脈をみて体の状態を把握する、東洋医学独特の診断方法です。西洋医学では脈は脈拍が早いか遅いか、回数を計測するぐらいですが、東洋医学では脈診によってさまざまなことが分かります。
脈診では次の事が分かります。
・五臓六腑の状態
・経絡の状態
・気血の状態
脈からこれらの事を読み取り東洋医学的に体の状態を診断します。
また脈は変化が早いので、正しいツボが使えているかどうか、治療が上手くいっているのかどうかも脈診で判断することができます。正しいツボなら脈は良くなり間違ったツボだと脈は悪くなります。
良い脈というのは体が無理をしていなくて状態が良いことを表し、自然治癒力が高まっています。悪い脈というのは体の状態が悪くどこかに異常があるという事です。
自律神経を整えたり、痛みやしびれなどの症状を取ることが鍼灸治療の目的ですが、経絡治療ではよい脈を作ることも大事な目標になります。
治療前に体の状態を把握するために脈をみて、治療中はツボや刺激量を確認するために脈をみて、治療の最後に全体の治療が上手くいったか脈をみます。
五臓六腑や経絡を整える経絡治療では、脈診はなくてはならないものです。
脈診で始まり脈診で終わる、当院の大きな特徴です。
東洋医学では独特の考え方や言葉があり、現代の人には分かりにくいものです。そこで東洋医学に出てくる代表的な言葉を分かりやすく解説します。
・五臓六腑(ごぞうろっぷ)
内臓の事です。五臓は【肝・心・脾・肺・腎】の5つ、六腑は【胆・小腸・胃・大腸・膀胱・三焦】で6つあります。東洋医学では人の体は五臓六腑が中心となって生命活動を営んでいると考えるため、とても重視します。また、西洋医学では精神活動は脳が行いますが、東洋医学では精神や魂は五臓六腑に宿ると考えるので、心の病も五臓六腑を整える事で治療します。
・脾について
五臓の中の脾は西洋医学の脾臓ではなく消化器系の機能の事を言います。脾が弱ってくると下痢や便秘になりやすいです。また、体質的に脾が弱いと痩せ型だったり太りにくかったりします。
・気血水(きけつすい)
体を循環し体の必要な栄養などを運んだり、体を温めたりする物の事で、血は血液、水は汗や唾液などの液体のことです。
気は形なく見えないけれど影響を与える物です。東洋医学は気の医学と言われるぐらい気を大事にします。ささないハリは気にアプローチするので、ささずに効果を出すことができます。
・経絡(けいらく)
五臓六腑と全身を繋ぐ道の事で、経絡を通って気血水が全身に運ばれます。経絡によって全身がつながっているため、離れたツボで治療することができます。
・経穴(けいけつ)
経絡治療ではツボの事を経穴と言い全身に800以上あります。体の異常は経穴に表れます。また経穴に刺激を与えることで体を治すので、経穴は診断点であり治療点でもあります。経穴は経絡上に表れる反応点の事を言いうので、耳つぼや足つぼは経穴には含まれません。
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