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手の症状

腱鞘炎

筋肉は骨に付着して関節運動をしますが、付着部分は腱と呼ばれる硬い組織になっています。その腱を包み滑らかに動くように支えるのが腱鞘です。

腱鞘炎とは手の使い過ぎなどにより腱や腱鞘に炎症が起こり、スムーズに動かせなくなったり腱に痛みや引っかかりが起きている状態をいいます。
ドゥケルバン病とは腱鞘炎の一種で、手首の親指側が痛くなるもののことを言います。ばね指とは指の腱が腱鞘に引っかかって起こる、指の腱鞘炎のことを言います。

腱鞘炎やばね指に使うツボは背中や首にあるのですが、患者さんの体を見ると必ず肩コリや背中のコリがあります。これは手と首や背中が筋・筋膜でつながっているからです。背部のコリが腱鞘炎を起こす場合と、腱鞘炎が背部のコリを起こす場合があります。手を握るための筋肉は首の前側や鎖骨周辺に、手を開くための筋肉は首の後ろや肩甲骨につながっていて、この部分の筋肉のコリが手に影響を与えます。

実際の治療では症状のある手や手首から筋・筋膜の流れに沿って肩や首まで見ていき筋肉や筋膜を緩め、肩こりや首のこりも取っていきます。腱鞘炎は手の使い過ぎが関係しているので手を使わない方が治りが早いですが、どうしても手を使う場合はサポーターをして手の動きを制限してもらいます。

腱鞘炎は鍼灸で治しやすいものの一つです。発症してから時間がたってなければ早く治る場合が多いので、痛みや引っかかりがある場合は鍼灸を試してみてください。

東洋医学

筋や筋肉は五臓(肝心脾肺腎)でいうと肝が大きくかかわります。ですので肝を中心に経絡治療を行います。

気血の通り道である経絡は、手に6つあります。症状の出ている経絡を特定しその経絡と、表裏関係にある経絡も治療します。

手の症状は背中に反応が出やすいので、背中のツボにも治療を行います。

実際の症例

腱鞘炎

瑞穂区のYさん(70代)

【職業】サービス業

【状況】手首が痛い

趣味で書き物をしていて1か月ほど前から痛くなりはじめ、ドアノブをひねるのも痛くて大変ということで来院されました。

痛みは手首の親指側で腕はパンパンに張っており、肩や背中の筋肉もガチガチに凝っていました。手首だけ治しても肩こりや背中のコリを取らないとまた再発すると思い、肩こりと背中のこりを取ることから始め、コリが取れてから手首という感じで治療しました。

週2回の通院で1か月たったころには手首の痛みは8割方とれていて、ドアノブも問題なくひねれるようになっていました。

家事や趣味で手を使うためしっかり休ませることができず、完全に痛みを取ることができませんでした。腱鞘炎は使い痛みなので、どれだけ使わずに過ごせるかが重要になります。

脈診について

当院では脈診を大事にしています。

脈診とは手首の脈をみて体の状態を把握する、東洋医学独特の診断方法です。西洋医学では脈は脈拍が早いか遅いか、回数を計測するぐらいですが、東洋医学では脈診によってさまざまなことが分かります。

脈診では次の事が分かります。

・五臓六腑の状態

・経絡の状態

・気血の状態

脈からこれらの事を読み取り東洋医学的に体の状態を診断します。

また脈は変化が早いので、正しいツボが使えているかどうか、治療が上手くいっているのかどうかも脈診で判断することができます。正しいツボなら脈は良くなり間違ったツボだと脈は悪くなります。

良い脈というのは体が無理をしていなくて状態が良いことを表し、自然治癒力が高まっています。悪い脈というのは体の状態が悪くどこかに異常があるという事です。

自律神経を整えたり、痛みやしびれなどの症状を取ることが鍼灸治療の目的ですが、経絡治療ではよい脈を作ることも大事な目標になります。

治療前に体の状態を把握するために脈をみて、治療中はツボや刺激量を確認するために脈をみて、治療の最後に全体の治療が上手くいったか脈をみます。

五臓六腑や経絡を整える経絡治療では、脈診はなくてはならないものです。

脈診で始まり脈診で終わる、当院の大きな特徴です。

東洋医学について

東洋医学では独特の考え方や言葉があり、現代の人には分かりにくいものです。そこで東洋医学に出てくる代表的な言葉を分かりやすく解説します。

・五臓六腑(ごぞうろっぷ)

内臓の事です。五臓は【肝・心・脾・肺・腎】の5つ、六腑は【胆・小腸・胃・大腸・膀胱・三焦】で6つあります。東洋医学では人の体は五臓六腑が中心となって生命活動を営んでいると考えるため、とても重視します。また、西洋医学では精神活動は脳が行いますが、東洋医学では精神や魂は五臓六腑に宿ると考えるので、心の病も五臓六腑を整える事で治療します。

・脾について

五臓の中の脾は西洋医学の脾臓ではなく消化器系の機能の事を言います。脾が弱ってくると下痢や便秘になりやすいです。また、体質的に脾が弱いと痩せ型だったり太りにくかったりします。

・気血水(きけつすい)

体を循環し体の必要な栄養などを運んだり、体を温めたりする物の事で、血は血液、水は汗や唾液などの液体のことです。

気は形なく見えないけれど影響を与える物です。東洋医学は気の医学と言われるぐらい気を大事にします。ささないハリは気にアプローチするので、ささずに効果を出すことができます。

・経絡(けいらく)

五臓六腑と全身を繋ぐ道の事で、経絡を通って気血水が全身に運ばれます。経絡によって全身がつながっているため、離れたツボで治療することができます。

・経穴(けいけつ)

経絡治療ではツボの事を経穴と言い全身に800以上あります。体の異常は経穴に表れます。また経穴に刺激を与えることで体を治すので、経穴は診断点であり治療点でもあります。経穴は経絡上に表れる反応点の事を言いうので、耳つぼや足つぼは経穴には含まれません。

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さんわ鍼灸治療院

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