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自律神経症状

不眠

人間の体は意識しないでも勝手に働いています。内臓や呼吸、消化吸収などです。それを行っているのが自律神経です。

自律神経には交感神経と副交感神経があります。交感神経は日中や体を動かす時に活発になります。副交感神経は夜間やリラックスしている時に活発になります。交感神経と副交感神経はシーソーの様なものでどちらかが活発ならどちらかが抑制され、必要に応じて切り替えられています。どちらかが働きすぎたり切り替えが上手くいかなくなると様々な症状があらわれます。

夜眠れないのは自律神経の切り替えが上手くいかなくなり、夜にもかかわらず交感神経が活発になっているからです。体や脳が興奮状態にあり、夜間でも休むモードになりません。また日中に交感神経の働きが活発にならないので昼間でもぼーっとしてしまいます。

昼間に日光に十分当たらなかったり夜にスマホなど明かるい画面を見つめすぎたりすると、脳が勘違いを起こし自律神経の切り替えが上手くいかなくなります。またストレスでメンタルに負担がかかり続けると脳が興奮状態になり、交感神経が静まらなくなり眠れなくなります。

重度の不眠の患者さんはまじめで努力家が多く、人に聞いたことやいいと思ったことはなんでも試すため色々な事をやり過ぎている傾向があります。また決まった時間に決まった場所で寝ようとするため、ソファーでのうたた寝ができず眠れるタイミングを逃してしまうといったことがあります。いったん眠れなくなるとあれやこれや考えてしまいますます頭がさえて寝れなくなってしまいます。

実際の治療では、自律神経を整える経絡治療がメインになります。また痛みや熱さなどの強い刺激は体を興奮させてしまうので、ささない鍼や温かい灸などを使い体をリラックスさせるような気持ちの良い治療をします。治療中に気持ち良くなって寝息を立てる患者さんもいらっしゃいます。

自律神経症状は生活習慣を変えると驚くほど治りやすいですが、重度の不眠は考え方を変えることも必要になります。

東洋医学

睡眠に関しては五臓(肝心脾肺腎)全て関係してきますので、どのように眠れないのかによって中心になる五臓を見きわめます。重い不眠症なら心、寝付けないなら肝、寝起きが悪いのは脾、夜中何回もトイレに起きるのは肺、早く目が覚めてしまうのは腎がそれぞれ関係します。経絡治療によりこれらを治療し自律神経を整えます。

年齢を重ねると生まれ持った生命エネルギーを蓄えている腎が弱って腎虚という状態になるのですが、睡眠の質の低下やトイレで夜中何度も起きるのは腎虚の典型的な症状です。60歳前の腎虚は注意が必要です。

体をリラックスさせる必要がある不眠の治療は、手足のツボを軽く刺激するだけの経絡治療がとても向いています。刺す鍼は体を興奮させてしまうので、できるだけ行いません。

脈診について

当院では脈診を大事にしています。

脈診とは手首の脈をみて体の状態を把握する、東洋医学独特の診断方法です。西洋医学では脈は脈拍が早いか遅いか、回数を計測するぐらいですが、東洋医学では脈診によってさまざまなことが分かります。

脈診では次の事が分かります。

・五臓六腑の状態

・経絡の状態

・気血の状態

脈からこれらの事を読み取り東洋医学的に体の状態を診断します。

また脈は変化が早いので、正しいツボが使えているかどうか、治療が上手くいっているのかどうかも脈診で判断することができます。正しいツボなら脈は良くなり間違ったツボだと脈は悪くなります。

良い脈というのは体が無理をしていなくて状態が良いことを表し、自然治癒力が高まっています。悪い脈というのは体の状態が悪くどこかに異常があるという事です。

自律神経を整えたり、痛みやしびれなどの症状を取ることが鍼灸治療の目的ですが、経絡治療ではよい脈を作ることも大事な目標になります。

治療前に体の状態を把握するために脈をみて、治療中はツボや刺激量を確認するために脈をみて、治療の最後に全体の治療が上手くいったか脈をみます。

五臓六腑や経絡を整える経絡治療では、脈診はなくてはならないものです。

脈診で始まり脈診で終わる、当院の大きな特徴です。

東洋医学について

東洋医学では独特の考え方や言葉があり、現代の人には分かりにくいものです。そこで東洋医学に出てくる代表的な言葉を分かりやすく解説します。

・五臓六腑(ごぞうろっぷ)

内臓の事です。五臓は【肝・心・脾・肺・腎】の5つ、六腑は【胆・小腸・胃・大腸・膀胱・三焦】で6つあります。東洋医学では人の体は五臓六腑が中心となって生命活動を営んでいると考えるため、とても重視します。また、西洋医学では精神活動は脳が行いますが、東洋医学では精神や魂は五臓六腑に宿ると考えるので、心の病も五臓六腑を整える事で治療します。

・脾について

五臓の中の脾は西洋医学の脾臓ではなく消化器系の機能の事を言います。脾が弱ってくると下痢や便秘になりやすいです。また、体質的に脾が弱いと痩せ型だったり太りにくかったりします。

・気血水(きけつすい)

体を循環し体の必要な栄養などを運んだり、体を温めたりする物の事で、血は血液、水は汗や唾液などの液体のことです。

気は形なく見えないけれど影響を与える物です。東洋医学は気の医学と言われるぐらい気を大事にします。ささないハリは気にアプローチするので、ささずに効果を出すことができます。

・経絡(けいらく)

五臓六腑と全身を繋ぐ道の事で、経絡を通って気血水が全身に運ばれます。経絡によって全身がつながっているため、離れたツボで治療することができます。

・経穴(けいけつ)

経絡治療ではツボの事を経穴と言い全身に800以上あります。体の異常は経穴に表れます。また経穴に刺激を与えることで体を治すので、経穴は診断点であり治療点でもあります。経穴は経絡上に表れる反応点の事を言いうので、耳つぼや足つぼは経穴には含まれません。

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