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首の症状

むち打ち

首には骨が7つあり、そこにある大小さまざまな筋肉が動くことにより上下左右・回旋と自由に動かすことができます。また重たい頭を骨と筋肉で協力して支えています。しかし首は自由に動く分強い衝撃に弱くダメージを受けやすい構造をしています。

むち打ちとは急激な力が体にかかり、その反動で首が限界を超えて動いた時に起こります。筋・筋膜や靭帯・血管や神経などが損傷を受けやすいですが、関節にダメージを受ける事もあります。

交通事故によるものだけでなく、激しい運動や転倒してなることもあります。

症状は首の痛みの他に、肩首のこり、腰が重だるい、手のしびれ、頭痛や吐き気・目の疲れ、体が異常に疲れやすくなったり天気が悪くなると症状が悪化するなど自律神経症状が出ることもあります。

こういった症状は受傷直後に出ることもあれば、1週間後など時間がたってから出ることもあるので交通事故の場合はどんなに軽いと思っていても受診することをお勧めします。

治療は回復を促すような治療になるため東洋医学的な治療がメインになります。自律神経症状が出ている場合も、東洋医学的な治療をメインにやっていきます。時間がたっているものは症状に応じて治療を行いますが、1年以上の時間がかかることもあります。

東洋医学

自然治癒力を高めるために経絡治療で五臓(肝心脾肺腎)を整えます。骨や関節は腎、筋肉や靭帯は肝が関係しているので肝や腎を中心に五臓バランスを取っていきます。また天気による影響や体の重だるさがある時は脾も関係します。経絡治療によりこれら五臓六腑を治療し自律神経を整え、自然治癒力を高めます。

気血の通り道である経絡でみると、肩から首にかけては12経絡すべてがかかわっていますが、背面に大きくかかわる太陽膀胱経を中心にみて行きます。

慢性期には絡穴や奇経、瘀血を取り除く刺絡治療を行います。

経絡治療は治癒力を高めるだけでなく、自律神経を整える効果もあるので時間がたってからの症状にも効果が期待できます。時間はかかりますが必ず良くなります。

実際の症例

交通事故によるむち打ちと後遺症

南区のYさん(30代)

【職業】会社員

【状況】交通事故でむち打ちになりその後遺症に10年以上苦しんでいる。

12~13年前に追突でむち打ちになって1か月ほど入院、その後しばらくリハビリに通ったが、後遺症が残ってしまったそうです。症状は異常な疲れやすさ、何か乗っているような肩の重さ、天気が悪くなると症状が悪化するなど、かなり辛そうでした。

むち打ちをしてから10年以上たっているので、回復までには時間がかかる事を伝えたうえで治療を始めました。最初のころは治療直後は体が軽くなり調子良くなるが翌日には戻ってしまう感じでしたが、2~3か月たったころには肩の重さをあまり感じなくなっていました。それにつれて疲れやすさもマシになりました。1年たったころには天気による症状の悪化がほとんど出なくなっていました。

結局1年半ほど治療を続け症状はほとんど出なくなりました。この間週1回欠かさず来院し治療を行いました。体が軽くなり始めたころからランニングやストレッチを行っていたそうです。治したいという意思が強く、あきらめずに治療を続けたことで良い結果となりました。

脈診について

当院では脈診を大事にしています。

脈診とは手首の脈をみて体の状態を把握する、東洋医学独特の診断方法です。西洋医学では脈は脈拍が早いか遅いか、回数を計測するぐらいですが、東洋医学では脈診によってさまざまなことが分かります。

脈診では次の事が分かります。

・五臓六腑の状態

・経絡の状態

・気血の状態

脈からこれらの事を読み取り東洋医学的に体の状態を診断します。

また脈は変化が早いので、正しいツボが使えているかどうか、治療が上手くいっているのかどうかも脈診で判断することができます。正しいツボなら脈は良くなり間違ったツボだと脈は悪くなります。

良い脈というのは体が無理をしていなくて状態が良いことを表し、自然治癒力が高まっています。悪い脈というのは体の状態が悪くどこかに異常があるという事です。

自律神経を整えたり、痛みやしびれなどの症状を取ることが鍼灸治療の目的ですが、経絡治療ではよい脈を作ることも大事な目標になります。

治療前に体の状態を把握するために脈をみて、治療中はツボや刺激量を確認するために脈をみて、治療の最後に全体の治療が上手くいったか脈をみます。

五臓六腑や経絡を整える経絡治療では、脈診はなくてはならないものです。

脈診で始まり脈診で終わる、当院の大きな特徴です。

東洋医学について

東洋医学では独特の考え方や言葉があり、現代の人には分かりにくいものです。そこで東洋医学に出てくる代表的な言葉を分かりやすく解説します。

・五臓六腑(ごぞうろっぷ)

内臓の事です。五臓は【肝・心・脾・肺・腎】の5つ、六腑は【胆・小腸・胃・大腸・膀胱・三焦】で6つあります。東洋医学では人の体は五臓六腑が中心となって生命活動を営んでいると考えるため、とても重視します。また、西洋医学では精神活動は脳が行いますが、東洋医学では精神や魂は五臓六腑に宿ると考えるので、心の病も五臓六腑を整える事で治療します。

・脾について

五臓の中の脾は西洋医学の脾臓ではなく消化器系の機能の事を言います。脾が弱ってくると下痢や便秘になりやすいです。また、体質的に脾が弱いと痩せ型だったり太りにくかったりします。

・気血水(きけつすい)

体を循環し体の必要な栄養などを運んだり、体を温めたりする物の事で、血は血液、水は汗や唾液などの液体のことです。

気は形なく見えないけれど影響を与える物です。東洋医学は気の医学と言われるぐらい気を大事にします。ささないハリは気にアプローチするので、ささずに効果を出すことができます。

・経絡(けいらく)

五臓六腑と全身を繋ぐ道の事で、経絡を通って気血水が全身に運ばれます。経絡によって全身がつながっているため、離れたツボで治療することができます。

・経穴(けいけつ)

経絡治療ではツボの事を経穴と言い全身に800以上あります。体の異常は経穴に表れます。また経穴に刺激を与えることで体を治すので、経穴は診断点であり治療点でもあります。経穴は経絡上に表れる反応点の事を言いうので、耳つぼや足つぼは経穴には含まれません。

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