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肩の症状

肩こり

肩は体の中で一番自由に動く関節ですが、その分複雑なつくりをしているためトラブルが起こりやすいです。

腕は直接胴体とつながっておらず、腕と胴体の間に肩甲骨があります。腕を動かす場合、上腕の動きに加えて肩甲骨も同時に動くので可動域が通常の関節よりも大きくなります。これが肩関節が自由に動く理由です。

本来自由に動くはずの肩ですが、運動不足やデスクワークなど肩自体をあまり動かさないでいると、筋肉の血流障害や筋膜の癒着が起こります。また人体は骨によって体重を支えていますが、肩甲骨と腕の重さは筋肉によって支えられています。なので構造的に肩甲骨まわりの筋肉は疲労しやすいく、これらが原因となって肩こりが起こります。

肩こりは姿勢と関連があり、姿勢によって凝る場所が変わってきます。

パソコンなどのデスクワークで腕を前に出して作業するような姿勢では、前側の鎖骨まわりや胸筋が凝りやすいです。それに伴って後ろの筋肉も凝ってきます。

頭が前に出るような姿勢だと肩甲骨と首を繋ぐ筋肉が凝りやすく(首の付け根やそのやや外側)頭痛にもつながります。首を支える筋肉も凝るので首こりも出てきます。

背中が丸まるような猫背は左右の肩甲骨の間が凝りやすいです。また体のバランスを取るために頭が前に出たり腰に負担がかかりやすくなるので腰・肩・首の症状につながります。

肩こりは鍼灸治療2~3回で楽になることが多いです。中には石のように固まっている肩こりの方もいらっしゃいますが、そんな方は肩甲骨ストレッチを同時にやっていただくと劇的に改善していきます。

東洋医学

肩こりは気の病なので、五臓(肝心脾肺腎)の中では肝や肺が、また筋肉のコリなので肝が関係します。経絡治療によりこれら五臓六腑を治療し自律神経を整え、自然治癒力を高めます。

六腑(胆・小腸・胃・大腸・膀胱・三焦)では、胆が大きく関係します。

気血の通り道である経絡でみると、肩こりは12経絡全てが関係します。なので凝っている場所やツボの反応を見て治療する経絡を決めていきます。

手や腕には肩こりに効くツボがたくさんあります。単純な肩こりにはよく効きます。

気が滞って起こる肩こりは、患部への局所治療より全身治療の方が効くことがあります。その場合は全身を整える手足のツボを使って治療します。

経絡治療は気を整える治療なので、気の病である肩こりとはとても相性が良いです。

実際の症例

頑固な肩こり

瑞穂区のMさん(50代)

【職業】教師

【状況】デスクワークや職場のストレスいつも肩が凝っている

肩が凝ってくると頭痛も出てきてつらいという事で来院されました。

肩は石のように固くパンパンに張っていました。鎖骨まわりの筋肉や胸筋も張っていて首のコリもあり、年季の感じられるすごい肩こりでした。

猫背気味の姿勢の悪さとストレスからくる気の滞りによる肩こりで、なかなか時間がかかりそうだと思い、肩首のストレッチを提案し家でやってもらいました。

週1回の鍼灸と毎日ストレッチをやっていたおかげで、1カ月後には肩こりは最近あまり感じなくなったと言われるまでになりました。その後は月1~2回程度の鍼灸受けられていますが、以前のように肩こりで辛くなることはないそうです。

気滞とは気が滞ることを言い、肩こりをはじめ、胸が詰まる、イライラする、食欲がない、寝れないなど自律神経症状が出ます。

気滞解消には運動が効果的で、この患者さんの様に鍼灸治療に合わせてストレッチを取り入れると劇的に良くなります。ただし、まじめな方はやり過ぎる傾向があるので、適度にするようにアドバイスをしています。

脈診について

当院では脈診を大事にしています。

脈診とは手首の脈をみて体の状態を把握する、東洋医学独特の診断方法です。西洋医学では脈は脈拍が早いか遅いか、回数を計測するぐらいですが、東洋医学では脈診によってさまざまなことが分かります。

脈診では次の事が分かります。

・五臓六腑の状態

・経絡の状態

・気血の状態

脈からこれらの事を読み取り東洋医学的に体の状態を診断します。

また脈は変化が早いので、正しいツボが使えているかどうか、治療が上手くいっているのかどうかも脈診で判断することができます。正しいツボなら脈は良くなり間違ったツボだと脈は悪くなります。

良い脈というのは体が無理をしていなくて状態が良いことを表し、自然治癒力が高まっています。悪い脈というのは体の状態が悪くどこかに異常があるという事です。

自律神経を整えたり、痛みやしびれなどの症状を取ることが鍼灸治療の目的ですが、経絡治療ではよい脈を作ることも大事な目標になります。

治療前に体の状態を把握するために脈をみて、治療中はツボや刺激量を確認するために脈をみて、治療の最後に全体の治療が上手くいったか脈をみます。

五臓六腑や経絡を整える経絡治療では、脈診はなくてはならないものです。

脈診で始まり脈診で終わる、当院の大きな特徴です。

東洋医学について

東洋医学では独特の考え方や言葉があり、現代の人には分かりにくいものです。そこで東洋医学に出てくる代表的な言葉を分かりやすく解説します。

・五臓六腑(ごぞうろっぷ)

内臓の事です。五臓は【肝・心・脾・肺・腎】の5つ、六腑は【胆・小腸・胃・大腸・膀胱・三焦】で6つあります。東洋医学では人の体は五臓六腑が中心となって生命活動を営んでいると考えるため、とても重視します。また、西洋医学では精神活動は脳が行いますが、東洋医学では精神や魂は五臓六腑に宿ると考えるので、心の病も五臓六腑を整える事で治療します。

・脾について

五臓の中の脾は西洋医学の脾臓ではなく消化器系の機能の事を言います。脾が弱ってくると下痢や便秘になりやすいです。また、体質的に脾が弱いと痩せ型だったり太りにくかったりします。

・気血水(きけつすい)

体を循環し体の必要な栄養などを運んだり、体を温めたりする物の事で、血は血液、水は汗や唾液などの液体のことです。

気は形なく見えないけれど影響を与える物です。東洋医学は気の医学と言われるぐらい気を大事にします。ささないハリは気にアプローチするので、ささずに効果を出すことができます。

・経絡(けいらく)

五臓六腑と全身を繋ぐ道の事で、経絡を通って気血水が全身に運ばれます。経絡によって全身がつながっているため、離れたツボで治療することができます。

・経穴(けいけつ)

経絡治療ではツボの事を経穴と言い全身に800以上あります。体の異常は経穴に表れます。また経穴に刺激を与えることで体を治すので、経穴は診断点であり治療点でもあります。経穴は経絡上に表れる反応点の事を言いうので、耳つぼや足つぼは経穴には含まれません。

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